

アウローラドンをリンク召喚!
リンク召喚成功時、効果により幻獣機トークンを3体生成!
そして・・・

・・・ん?
\ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…/


う、うわあああああああ!!!!
こうして俺は《原始生命態ニビル》の対策をここにまとめるのであった。
原始生命態ニビルとは
原始生命態ニビルは、手札誘発モンスターの1種です。

岩石族 / 効果
ATK 3000 / DEF 600
最安値:780円(まんぞく屋)
5体以上召喚・特殊召喚を行うと、フィールド上のモンスターをすべてリリースしてニビルとトークンを特殊召喚する効果を持ちます。
これは《増殖するG》のドロー効果とは異なり、5回ではなく5体であるため、例えば《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚して効果を発動すると、自身含めて4回分カウントされます。
一見条件は厳しそうですが、現代の遊戯王では1ターンに5体以上のモンスターを出すなんてザラにあり、それらのモンスターを一掃することが出来ます。
発動されたら、それだけでゲームが決まりかねないほどの強力な効果です。
加えてニビルは、
- 場に出て発動する効果ではないので、《無限泡影》や《相剣大師-赤霄》などで無効にできない
- 発動時に墓地に送られるわけではないので、手札誘発対策カードの《墓穴の指名者》が効かない
- 「リリース」なので、破壊耐性などをお構いなしに処理される
という性質を持ち、非常にケアしにくい手札誘発モンスターでもあります。
対応として、
- 相手の手札にニビルがないことを期待して、裏目を覚悟して展開する
- 召喚・特殊召喚を4回以内に抑える
- ニビル対策カードを展開前に用意する(後述)
などの手段を取る必要があるでしょう。
メインデッキ対策
抹殺の指名者

最安値:350円(アドバンテージ)
手札誘発対策でお馴染みの指名者カード。
自分のデッキにニビルを採用している必要がありますが、ニビルも含めて広範囲に相手の手札誘発をケアできます。
しかし、《灰流うらら》などで使わされた後にニビルを打たれる場合もあるので、使いどころは見極めないといけません。
発禁令

5体目を出す前にニビルを宣言することで、相手のニビルの発動を封じることが出来ます。
しかし抹殺の指名者とは異なり、相手の行動に応じて柔軟に対応できないため、手札誘発対策という点では抹殺にやや劣ります。
とはいえ、後攻時に相手の見えている妨害を乗り切ったりする時にも有用なため、一種の汎用カードとして見る動きもあるとかないとか。
流離のグリフォンライダー(勇者ギミック)

鳥獣族 / 効果
ATK 2000 / DEF 2800
最安値:80円(まんぞく屋)

最安値:230円(カードラッシュ)

いわゆる勇者ギミックの展開により、グリフォンライダーを特殊召喚して相手の誘発をケアすることが出来ます。
グリフォンライダーはモンスター効果・魔法・罠すべてカウンターできるため、ニビルに限らず《無限泡影》などもケアでき、手札誘発対策の質としては非常に強力です。
また、勇者ギミックは《聖殿の水遣い》、《アラメシアの儀》から簡単にグリフォンライダーまでは繋がるので、再現性の高い対策と言えるでしょう。
ただし、この動きを安定して行うには、デッキの8~9枚を勇者ギミックに割く必要があります。
勇者ギミックそのものが強力なため入れる価値は大いにありますが、それだけのスペースを確保できるか、《アラメシアの儀》の制約と反発しないかなどを考慮しなければなりません。
トークンコレクター

悪魔族 / 効果
ATK 0 / DEF 2000
最安値:680円(カードラッシュ)
トークン生成に反応して、誘発して特殊召喚を行えるモンスターです。
あまりにピンポイントな効果なため、主にサイドデッキからの採用が多いカードです。
しかし、このカードがニビルの効果を無効にできるわけではありません。
このカードがニビルケア足り得るには、事前に場に立てて③の効果によりニビルの発動を封じる必要があります。
事前にこのカードを場に出しつつ通常の展開を行うのは難しいかもしれません。
しかし、自分がバリバリの展開デッキの場合、相手もサイドからニビルを増量している可能性も高いので、相手のトークンを絡めた展開の妨害かつニビルケアとして採用できます。
朱光の宣告者

天使族 / 効果 / チューナー
ATK 300 / DEF 500
天使族に偏っているデッキならば採用できる手札誘発対策カードです。
手札は1:2交換になり消費は激しいですが、相手のニビルを乗り切ればそれを超えるリターンがあるはず。
アークネメシス・プロートス

幻竜族 / 効果 / 特殊召喚
ATK 2500 / DEF 3000
最安値:120円(カードラッシュ)
起動効果で「光」属性を宣言することで、ニビルを発動を封じられます。
出すにはある程度下準備が必要になりますが、3体除外は墓地のカードでも良いので、4体目までに着地できればしっかりとニビルを封殺できます。
エクストラデッキ対策
エクストラデッキからモンスター効果を封じる効果を持つカードをご紹介します。
ただし、そのカードを出すまでに5回以上の特殊召喚を行ってしまうと、出す前に打たれる必要があるので要注意。
フルール・ド・バロネス

戦士族 / シンクロ / 効果
ATK 3000 / DEF 2400
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。③:お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、そのモンスターを特殊召喚する。
最安値:3180円(カードラボ)
相手の発動した魔法・罠・モンスター効果すべてを1度無効にして破壊することが出来るパワーカードです。
レベルこそ重たいですが、素材指定はゆるゆるなため、5回目までのシンクロ召喚も容易に狙えます。
【相剣】であれば《相剣軍師-龍淵》と適当な相剣カードで揃います。
シンクロレベル10を狙えるデッキなら99%入るカードでしょう。
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン

ドラゴン族 / シンクロ / 効果
ATK 3000 / DEF 2500
①:1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。この効果でモンスターを破壊した場合、このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。②:このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
最安値:312円(駿河屋)
モンスター効果を無効にできるシンクロモンスターです。
素材指定にシンクロモンスターが指定されている都合上、通常の展開では、このカードを最短で出そうとすると着地は5体目になります。
しかし着地した時点で①の無効効果は使えるので、ニビルにはギリギリ間に合います。
召命の神弓-アポロウーサ

天使族 / リンク / 効果
ATK ? / DEF -
このカードの③の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。①:「召命の神弓-アポロウーサ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。②:このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×800になる。③:相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。このカードの攻撃力を800ダウンし、その発動を無効にする。
1ターンに一度、複数回のモンスター効果無効を行える強力なリンクモンスター。
しかしこのカード自身がリンク4なため、最短で出しても5体目になります。
しかも5体目以内に出そうとすると、途中リンク2のモンスターを出す中継行為ができません。
トークン抜きで一度に4体ものモンスターを出すのはなかなかに難儀で、デッキを選ぶニビルケアと言えそうです。
召喚獣メルカバー

機械族 / 融合 / 効果
ATK 2500 / DEF 2100
①:1ターンに1度、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、そのカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の手札を1枚墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし除外する。
最安値:580円(カードラッシュ)
《召喚師アレイスター》から《聖魔の乙女アルテミス》をリンク召喚後、《召喚魔術》によって融合召喚できます。
召喚獣ギミックを採用したデッキならではの対策ですが、コンパクトな展開からメルカバーのような強力なモンスターを着地させられる【召喚獣】はやっぱり強いですね。
虹光の宣告者

天使族 / シンクロ / 効果
ATK 600 / DEF 1000
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。②:モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
こちらもかなりデッキを選ぶモンスターですが、すべての効果を無効にできるため、手札誘発対策として優秀です。
ヴァレルロード・S・ドラゴン

ドラゴン族 / シンクロ / 効果
ATK 3000 / DEF 2500
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地からリンクモンスター1体を選び、装備カード扱いとしてこのカードに装備し、そのリンクマーカーの数だけこのカードにヴァレルカウンターを置く。②:このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分アップする。③:相手の効果が発動した時、このカードのヴァレルカウンターを1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にする。
最安値:640円(駿河屋)
こちらも魔法・罠・モンスター効果をすべて無効にできる効果を持ちます。
・・・ですが、このカードは召喚成功時に置くカウンターがないとその無効効果は使えず、5体目として出してもニビルの効果をチェーンされ、そのまま墓地に送られてしまいます。
つまり、サベージでニビルケアするには1ターン4体目までに出さないといけません。
さらに、カウンターを置くには事前にリンクモンスターを墓地に置く必要もあり、その展開を1ターン4体以内で行うのはほぼ不可能です。
このカードがニビルケアと言える場面は、エクストラから直接リンクモンスターを墓地に落とすか、ターンを重ねて、既に墓地にリンクモンスターがある状況と言えるでしょう。
いかがでしたか。
ここまでニビルの対策カードを紹介してきましたが、一番大事なのは相手の手札にニビルがあるかもという意識を常に持つことだと思います。
展開に夢中になると忘れがちなため、モンスターの数は頭の中でしっかりカウントしておきましょう。(3敗)
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