
今回は僕が普段使いしている【メタビート】デッキの紹介します。
復帰勢におすすめ!【メタビート】の魅力
僕はいわゆる復帰勢で、小学校のころ(確か変異カオスくらいのころ)に一度遊戯王を辞め、2021年に復帰しました。
しかしすでに現代遊戯王は展開展開&展開のデッキが多く、展開手段を覚えるのも大変で、かつエクストラを揃えるのもかなりの資産が必要。
ちょっと復帰勢にはキツイ環境だと思います。
そんな僕でも、【メタビート】というデッキは、エクストラに依存せず、単体でカードパワーが高く展開も必要としないため、楽しく扱えました。
モンスター・魔法・罠をバランスよくプレイすることができ、今の環境でも昔ながらの遊戯王っぽい動きで遊べます。
また、ほとんどがシングルのフリー対戦ですので過信はしていませんが、対戦相手は基本環境デッキで、十分渡り合えてたと思います。
デッキ内容
カードをタップすると効果を確認できます。











































所謂、【叢雲ダイーザ】からダイーザを抜いた形です。
《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》は、《強欲で貪欲な壺》の準制限を受けて、かなり火力が出しにくくなりました。
エクストラを使うことは意図していないので、適当で大丈夫です。
もちろんあった方がプレイの選択肢があって強いですが。
《強欲で金満な壺》と《百万喰らいのグラットン》用に、適当なカードを15枚は用意しておいてください。
採用カード紹介
各種採用カードの紹介です。(そんな語ることがないカードは割愛)
インスペクト・ボーダー

機械族 / 効果
ATK 2000 / DEF 2000
最安値:850円(駿河屋)
先攻は貰った!
《インスペクト・ボーダー》を召喚、ターンエンド!

ふふふ・・・w
先攻ボーダーで相手はきっと詰んだンゴねえ・・・w

「無限泡影」

!?

「フュージョン・デステニー」でデストロイフェニックスガイ召喚、バトル

!?!?

「アラメシアの儀」で勇者トークンとボーダーを相打ち…
あ、いや、「騎竜ドラコバック」で戻せばいいか。

!????www??!!wwWW????wwwwww
というのが最近のボーダー君の苦悩です。
ちょっと前までは先攻棒立ちエンドしても凄まじい抑止力を持っていて、せいぜい《無限泡影》か《ダイナレスラー・パンクラトプス》くらいしかメインデッキでは対応されていなかった気がします。
《インスペクト・ボーダー》の強みは、相手への大きな抑止力となる効果制限と、高い攻守による戦闘力です。
強力な永続効果ならば結界像モンスターでも《フォッシル・ダイナ パキケファロ》でも実現できますが、それらは攻撃力が低く、適当なモンスターで戦闘破壊されてしまいます。
《インスペクト・ボーダー》は、攻撃力が2000もあるため、戦闘面でも勝ちやすいところが優れています。
・・・しかし今は、魔法カード1枚で、ボーダー君の攻撃力以上のモンスターを直ぐ出されてしまう環境です。
しまいには《金満で謙虚な壺》により解決札を余裕で引ける始末。
主に増えて辛くなった魔法カードは以下の通り。





勇者もデストロイも出張パーツとして高い採用率を誇り、それらを対策する《禁じられた一滴》もボーダー君の解決札となります。
そんなわけで、《インスペクト・ボーダー》の信頼感はかなり低くなってます。
棒立ちエンドでは凌げず、必ず妨害罠との合わせ引きを余儀なくされました。
それでも妨害モンスターとしては、あまりに優秀なので採用。
このカードが存在する状態でデストロイフェニックスガイを除去できたら、他に儀式やシンクロなどの種類モンスターがいなければ、蘇生効果の発動を封じられます。
ライオウ

雷族 / 効果
ATK 1900 / DEF 800
《インスペクト・ボーダー》に次ぐ、優秀なメタビートモンスター。
弱点は大体ボーダー君と同じで、4枚目以降のボーダー君的なイメージで積んでます。
使う召喚権は基本この2体しかいません。
《インスペクト・ボーダー》と違い、場にモンスターが存在しても召喚できるため、追撃要員としても優秀。
機巧蛇-叢雲遠呂智

機械族 / 効果
ATK 2450 / DEF 2450
最安値:60円(駿河屋)
【叢雲ダイーザ】のモンスター兼コンボ用、と思わせて単体で普通にクソ強いスペックを持っています。
効果はそれぞれいずれか1つしか使えないので、後攻ならば相手ターンのエンドフェイズに効果を使用し、返しの自分のターンに②の効果を使えるようにしておきましょう。
↑この動きはかなり強かったんですが、効果未使用の《D-HERO デストロイフェニックスガイ》がいると全く意味のない挙動になるため注意されたし。
特殊召喚してもすぐエンドフェイズに破壊されてしまうってばよ。(ダイーザ採用の場合が除外数を増やせるためアリ)
地味に攻撃力がデストロイフェニックスガイを越えていないのがキツイ。
百万喰らいのグラットン

悪魔族 / 効果 / 特殊召喚
ATK ? / DEF ?
最強の除去である「裏側で除外」できるモンスター。
特殊召喚の際にはチェーンブロックも発生せず、相手の《増殖するG》などをすかしたりもできます。
しかし効果無効、発動無効系のモンスター、デストロイフェニックスガイがいる場合には対応できず、事前に《無限泡影》や《禁じられた一滴》などでお膳立てする必要があります。
ディメンション・アトラクター

魔法使い族 / 効果
ATK 1200 / DEF 2200
最安値:1465円(駿河屋)
もはや採用できることがそのデッキの長所とも呼ばれるほどの、最強の手札誘発カード。
地味にドンドン相場が上がっているカードです。近くのショップで格安で売られていたら見逃さずに。
墓地利用を行わないデッキは稀で、おおよその展開系デッキをこの1枚で黙らせることが出来る上に、このカードを止めれるカードと言えば《墓穴の指名者》くらいです。
《抹殺の指名者》で止められることは少ないはず。
もっとも、抹殺で止められた場合は、相手もアトラクターを採用しているため、その時点で対して刺さってないということでもありますが。
そんなわけで、後攻・先攻問わず絶対初手に引き込みたいカードです。
特にこちらが後攻で相手が超展開デッキの場合、メタビートは手数があるデッキではないため、このカードがないと詰んでしまうシチュエーションもままあります。
相手が勇者を使うデッキだった場合、《流離のグリフォンライダー》が着地する前に使用しよう(1敗)。
こちらが受ける影響は少ないですが、効果適用中は《禁じられた一滴》が使えない点に注意。
天獄の王

岩石族 / 効果
ATK 3000 / DEF 3000
メタビート界に現れた大物ルーキー。
公開することでセットカードを効果破壊から守ることが出来ます。
これにより、デストロイフェニックスガイにエンドサイク的な動きをされることがなくなります。
返しのターンで、セットした複数のカードを駆使して、デストロイフェニックスガイに対応するパターンを生むことができます。
また、効果発動後は特殊召喚+デッキから魔法罠をセットできるため、アドバンテージも稼ぎつつ、盤面の強化にも繋がります。
次のターンに除外しなくてはいけないため、永続系との相性が悪い点には注意。
禁じられた一滴

最安値:1200円(駿河屋)
後攻時の優秀な捲り札。
このカードと《百万喰らいのグラットン》を引き込めれば、デストロイフェニックスガイを永久に幽閉することが出来ます。
または、相手のエクストラモンスターがデストロイフェニックスガイのみの場合は、このカードと《インスペクト・ボーダー》を組み合わせれば、戦闘破壊後、ボーダーの永続効果により蘇生効果を使わせることなく対処できます。
リソースがかつかつなデッキでもあるため、基本的にタイミングを選ばず使える壺系カードにチェーンしてコストにしたり、墓地からも蘇生できる《機巧蛇-叢雲遠呂智》などを積極的にコストにしたいです。
また、このカードは自分が発動した《王宮の勅命》を剥がすことが出来るため(コストで墓地へ送るので)、テクニックの1つとして覚えておくとよさげです。
先攻でもセットして妨害に役立てることが出来ます。
強制脱出装置

汎用罠カードとして採用。
展開系デッキでも、一本道の展開の場合はこのカード1枚で止まる場合もあるため、今の環境にも合っていると思います。
デストロイフェニックスガイへの対応札でもありますが、そのままぶつけても破壊されて逃げられるため、《無限泡影》や《神の通告》などの介護も必要。
センサー万別

最安値:20円(アメニティードリーム)
展開の際に同じ種族のモンスターを出さないことは現環境では珍しいので、強力なメタ効果を持った永続罠です。
自分に対する影響はほぼないですが、《インスペクト・ボーダー》と《機巧蛇-叢雲遠呂智》は同じ機械族なので注意。
採用を検討したカード
紅蓮魔獣 ダ・イーザ

悪魔族 / 効果
ATK ? / DEF ?
最安値:30円(アメニティードリーム)
もっとも攻撃力を増強できた《強欲で貪欲な壺》の準制限により、火力を発揮できる機会が少なくなりました。
ただ、使っていると、「ああ、ダイーザがいれば攻撃力8000超えてワンショットできるな…」などと思うことがあり、なかなかにもどかしいカードです。
めちゃくちゃ攻守を上げた上で、《天獄の王》でセット破壊を封じて反射ダメージで勝つという芸当も出来そうですね。
妖精伝姫-カグヤ

魔法使い族 / 効果
ATK 1850 / DEF 1000
【壊獣カグヤ】でおなじみですが、単体でも後続の確保と妨害を兼ねた下級のパワーカードです。
「アドバンテージを稼ぐ手段に乏しい」
「召喚権の使いどころが少ない」
というデッキの性質上、かなりマッチしているカードな気もしています。
なので、一度このカードを入れたデッキでも検証してたいと思います。
ドラグマ・パニッシュメント&旧神ヌトス

最安値:280円(カードラッシュ)

天使族 / 融合 / 効果
ATK 2500 / DEF 1200
自分フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。自分は「旧神ヌトス」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚する。②:このカードが墓地へ送られた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
最安値:680円(カードラッシュ)
エクストラを使わないデッキの特権とも呼べるこの2枚のカード。
実質《狡猾な落とし穴》のような、フリーチェーンの2枚破壊を実現できます。
若干2枚とも高いので、予算に余力があればシングル買いしてみようかな。
新規ストラクの「アルバ・ストライク」で再録して欲しい(願望)。
いかがでしたか。
【メタビート】は展開に依存せず、モンスター・魔法・罠を存分に楽しめるデッキです。
また、再現性の高い展開デッキと違い、デュエル毎に全く違うカードをプレイすることが多く、同じデッキでプレイしても飽きないですね。
始めようと思っているけど現代遊戯王難しそう…と思われている方は、是非【メタビート】を組んでみてはいかがでしょうか。
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