
あけましておめでとうございます、あーくです。
本年も遊戯王についての記事を掲載させて頂きますので宜しくお願いします。
さて早速ですが年が明けたので1月リミットレギュレーション試行されました。

前期はデストロイセットと勇者ギミックの2大巨頭が環境を牛耳りそれを上手く使いこなした【幻影勇者】が環境を席巻しましたが、今期は勇者ギミックが残るもののデストロイほどの使い勝手のい主砲級出張パーツは無く様々なテーマが大会で散見される事が予想されます。
デスピアが多い事を除けば…。
今回はそんな1月環境から見える手札誘発とサイドデッキ事情についてお話しできればと思います。
1月環境について
今期の環境については中高速の環境になることが予想されます。
その中でもまずはみなさんご存じ【烙印デスピア】がTier1として環境を引っ張ていきます。

最安値:520円(駿河屋)

天使族 / 効果
ATK 1800 / DEF 0
最安値:700円(駿河屋)
このデッキは《烙印融合》の1枚初動から《氷剣竜ミラジェイド》、《赫の烙印》で2妨害を構えながら、ミラジェイドのコストによって落とした《烙印竜アルビオン》の効果で後続を持ってくるリソース力の高いデッキです。
手札誘発をくらうタイミングが烙印融合に対しての《灰流うらら》と《神炎竜ルベリオン》に対しての《エフェクト・ヴェーラー》、《無限泡影》があって、前者は致命的なので何も言えませんが後者についてはあらかじめ墓地に《喜劇のデスピアン》を仕込んだり手札にある赫の烙印を使うことで躱すことができるなどかなり対応力のあるデッキとなっています。
次点で【天威勇者】がかなり展開の速度等が速いデッキとして【烙印デスピア】を追う形となりそうです。

幻竜族 / 効果
ATK 1500 / DEF 2500

最安値:230円(カードラッシュ)
このデッキは2枚初動のデッキではありますが、最終盤面が《相剣大師-赤霄》、《フルール・ド・バロネス》、《アークネメシス・プロートス》といった中々の地獄絵図を形成します。
最近ではローズドラゴンを採用した形が流行っており、従来指名者カードと《流離のグリフォンライダー》で相手の誘発を躱していたのに加えて☆7モンスターと《レッドローズ・ドラゴン》が手札にあればバロネスを立てながら安全に展開を行うことができるようになっています。
またこのデッキは先攻盤面が強いだけではなく、《天威龍-ヴィシュダ》や勇者ギミックを用いた後攻の捲り性能の高さも持っているため様々なデッキに対して対処する手段を持っています。
そのほかにも【エルドリッチ】や【ふわんだりぃず】、【相剣】や【LL鉄獣】など考慮しなくてはいけないデッキは多くいますが、おおむねこの2種が環境のパイを多く占めることになると予想されます。
次の項目ではこのような1月環境を戦うに当たってメインデッキへの搭載を検討される手札誘発を考えていきます。
メインに搭載する手札誘発
前述の通り今期の手札誘発を考えていきますが、前提として《灰流うらら》と《増殖するG》については標準搭載として語らない者とします。
無限泡影/エフェクト・ヴェーラー

最安値:912円(駿河屋)

魔法使い族 / 効果 / チューナー
ATK 0 / DEF 0
最安値:150円(駿河屋)
カードは違いますが役割は一緒なので一緒に紹介します。
今期は盤面で発動して効果をうんぬんするモンスターが多く活躍が見込めることと、《抹殺の指名者》が制限カードとなったことでかなり通りが良くなった手札誘発となっています。
このカードを打ちたいモンスターとしては【ふわんだりぃず】全般や下級鉄獣モンスターや《相剣師-莫邪》と《相剣師-泰阿》、《神炎竜ルべリオン》や《幻獣機アウローラドン》などかなり多くの状況で有効に働くことが予想できます。枠さえあればうららGに次いで優先して搭載しながらサイドデッキに2~3枚忍ばせたいカードです。
幽鬼うさぎ

サイキック族 / 効果 / チューナー
ATK 0 / DEF 1800
最安値:50円(まんぞく屋)
今期環境は前述の環境デッキを中心とする陰で勇者ギミックが環境を牛耳っています。
この勇者ギミックの要である《運命の旅路》に対して一番有効に手札誘発であることと、グリフォンライダーをデッキに返させず無効にする効果を使わせない事ができるためメイン採用検討のテーブルに上がるカードです。
また勇者以外にも【天威勇者】に対しての《水晶機巧-ハリファイバー》やアウローラドン、【エルドリッチ】の《呪われしエルドランド》、こちらの盤面を触られることにはなりますが【烙印デスピア】のミラジェイドの処理など一定のシーンで活躍が見込めるカードではあります。
しかし環境トップである【烙印デスピア】の初動展開に対して無力なので泡影ヴェーラーに次いで余裕がある場合は採用を検討してもよさそうです。
アーティファクト-ロンギヌス

天使族 / 効果
ATK 1700 / DEF 2300
このカードについては【ふわんだりぃず】は完全停止、【LL鉄獣】は《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》着地を咎めて後続を途切れさせることが期待でき、天威については完全に止めきることはできないものの致命傷となり得る《アークネメシス・プロートス》へのアクセスの阻止、【エルドリッチ】のリソースのループを1ターン止めることができます。
また《墓穴の指名者》だけでなく《氷剣竜ミラジェイド》の妨害から守ることもできるので、先の手札誘発と違い妨害としての役割だけでなく守りとしての使い方もできるので前期以上に使い勝手がよくなる事が予想できます。
とはいえ基本的には1-1交換をしづらいカードではあるので、うさぎと同様にデッキに枠がありそうなら採用を検討し、少なくともサイドデッキには1~2枚程度採用するくらいの感覚になりそうです。
以上の手札誘発が今期に活躍が期待されるものとなると思います。
逆に《原始生命態ニビル》は、打つ側としても発動条件を満たす前に展開が終了するデッキだったり(【烙印デスピア】)、発動条件を満たす前にケアしてきたり(【天威勇者】)、そもそも刺さらない(【エルドリッチ】)デッキが多いことと、守る側としても抹殺の指名者の宣言用としても採用する必要がなくなってしまったのでメイン採用はなくなる傾向にあると思います。

このように1本目ではこういったメタカードの搭載が検討できますが、2本目以降で活躍するサイドカードはどうなるのか、次の項目で考察していきます。
サイドデッキ
本項目では今期サイドでの採用が検討されるカードをできるだけ多く且つどの対面を想定して採用するのかについて触れていきたいと思います。
原始生命態ニビル

岩石族 / 効果
ATK 3000 / DEF 600
最安値:780円(まんぞく屋)
メイン投入は憚られますが、サイドでは2枚ほど入れておきたいカードです。
やはりある程度ケアされるとは行っても通った時のメリットが大きすぎるため展開系デッキに対面したとき用にサイドには忍ばせておくべきでしょう。
採用理由:展開系デッキ全般へのメタ
ドロール&ロックバード

魔法使い族 / 効果
ATK 0 / DEF 0
【LL鉄獣】や【ふわんだりぃず】、【竜輝巧】はサーチを連打しながら盤面を展開するので、ドロバをくらうとたちまち展開が止まってしまいます。
また勇者ギミックを搭載したデッキも種類によってはサーチができずメインの動きを通せない場合もあるので有効札となりえます。
しかし他の誘発と異なり絶対に1-1することはできないため、後手の手札5枚から一気に致死量の妨害を作れるかワンショットを決められるデッキでないと、結果的に妨害が有効に働かないことになる点は頭に入れておかないといけないです。
採用理由:【LL鉄獣】、【ふわんだりぃず】、【竜輝巧】、【電脳堺】へのメタ
怪粉壊獣ガダーラ

昆虫族 / 効果
ATK 2700 / DEF 1600
バロネスやグリフォンライダーといった厄介な妨害モンスターを召喚権を使わず捌けるのは今も昔も変わらず優秀。
また【ふわんだりぃず】や【LL鉄獣】が《烈風の結界像》を立てきて壊獣の中でもこのカードでなければいけない理由があるので、前期に引き続きガダーラをサイドデッキに仕込んでおきたいところです。
採用理由:烈風の結界像など厄介なモンスター全般の除去
ライトニング・ストーム/ハーピィの羽根帚

最安値:440円(駿河屋)
実は前期に続き今期の環境は盤面に存在する無効系妨害がそんなにないため、これらのカードの通りがかなり良いと見てのピックアップです。
どちらもバック破壊ができるため【エルドリッチ】に対してワンチャンを作れますし、ライストに関しては攻撃表示のモンスターを吹き飛ばせるので、後手から捲って自分の動きを押し通しに行けるため再び採用され始めています。
ただしスタンバイフェイズに《魔封じの芳香》、《王宮の勅命》をされるとやはりどうにもできないので、後述のコズサイツイツイと合わせて採用されるケースが多いです。
採用理由:一気に相手の魔法罠を吹き飛ばせるため。
コズミック・サイクロン/ツインツイスター


既に開催された新制限のCS結果を見ても《魔封じの芳香》、《王宮の勅命》の採用率が高まっている傾向にあるので、前期に引き続きこれらのカードは採用傾向にあります。
コズサイとツイツイのどちらを採用するかについては、手札コストがきつくない場合はツイツイを、ライフコストが気にならない程妨害力が高くキルターンが短い場合はコズサイなど使用するデッキによってどちらを採用するかを検討してください。
採用理由:バック除去且つ速攻魔法で魔封じ勅命を咎められるため。
冥王結界波

最安値:80円(メルカード)
【LL鉄獣】やプロートスが出なかった場合の【天威勇者】に対して1枚で妨害を突破できることもあるので場合によっては採用を検討したいです。
とはいえしっかり刺さるデッキは【LL鉄獣】くらいで、【デスピア】はミラジェイドを止められても《赫の烙印》が、【天威勇者】は基本プロートスの効果が残ってるうえ《竜星の九支》があったりなどなど、全部を止められるわけではないので環境を見て入れるか入れないかを決めるといいです。
採用理由:複数のモンスター妨害を1枚で潰せるため。
禁じられた一滴

最安値:1200円(駿河屋)
冥王結界波と同じく相手の盤面の妨害を1枚で突破するカードですが、結界波と違って複数を止めようとすると相応のコストが必要というデメリットと速攻魔法なので魔封じ勅命の上から妨害を超えられるメリットがあるため環境を見て採用枚数を検討したいところ。
こちらについてはコストの払い方でカウンター罠さえもケアできてしまうのでどちらかと言えば結界波よりも依然としてこちらに軍配が上がりそう。
採用理由:複数のモンスター妨害を1枚で潰せるため。
王宮の勅命/魔封じの芳香


最安値:50円(まんぞく屋)
前期に引き続き魔法カードが妨害と展開の要となっているためこの2枚が有効に刺さりそうです。
また【烙印デスピア】の展開が烙印融合に依存していることもあって、この2種のカードでほぼほぼ詰ませることができるため合わせて3枚くらいずつくらい入れておいても損はないと思います。
ちなみにこれらのカードを入れておくことで【セフィラ】と【魔術師】が巻き添え喰って死にます。
採用理由:【烙印デスピア】、勇者ギミックなどの魔法カードを咎められるため。
拮抗勝負

ライストで記載した通り、盤面からの無効系妨害少ないためこのカードの通りもかなり良いと見てのピックアップです。
もちろん《流離のグリフォンライダー》がいたり《フルール・ド・バロネス》がいたり【エルドリッチ】の《神の宣告》などのカードが障壁となりますがどれも無効にした後に破壊してくれるので、あえてメインフェイズ中に少し動いて相手の無効を打たせてからのこのカードを通すなどある程度プレイで対処できそうです。
採用理由:劣勢をひっくり返すため。【エルドリッチ】で通れば相手リソースをほとんど刈り取れるため。
次元障壁

●お互いに宣言した種類のモンスターを特殊召喚できず、フィールドの宣言した種類のモンスターの効果は無効化される。
最安値:30円(まんぞく屋)
【LL鉄獣】がエクシーズ、【天威勇者】がシンクロ、【烙印デスピア】が融合に召喚方法が偏っていることから次元障壁が良く刺さります。
正直わかりきった事過ぎてこれ以上説明する事がありませんでした。
採用理由:EXデッキメタ。
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