
古くは《ゲール・ドグラ》から始まり、現在は《おろかな重葬》や《ドラグマ・パニッシュメント》など、正規の手段を介さずエクストラデッキから墓地へ送れるカードが増えてきました。

最安値:50円(駿河屋)

最安値:20円(カードラボ)

最安値:280円(カードラッシュ)
特に11期のドグラマ関連はこの効果を持つカードが多いので、改めてエクストラデッキに入るカードから、テーマ関係なく墓地に送ることでメリットがある効果モンスターをまとめてみました。
旧神ヌトス

天使族 / 融合 / 効果
ATK 2500 / DEF 1200
自分フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。自分は「旧神ヌトス」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚する。②:このカードが墓地へ送られた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
最安値:680円(カードラッシュ)
エクストラから墓地送り効果でよく採用されるカードです。
カードはモンスター・魔法・罠問わず破壊できるので、汎用性も抜群。
《ドラグマ・パニッシュメント》で1:2交換もできる上に、天使族なので《宣告者の神巫》にも対応し、召喚権を使って相手のカードを破壊したりも出来ます。
エクストラから墓地送り効果を持つカードが増える度に欲しくなるカードだと思われるので、3枚は持っておきたいですね。
虹光の宣告者

天使族 / シンクロ / 効果
ATK 600 / DEF 1000
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。②:モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
墓地に送ることで儀式モンスターまたは儀式魔法をサーチできる汎用サーチモンスターです。
《宣告者の神巫》で儀式関連のカードをサーチする動きは【ドライトロン】などでよく見られる動きですね。
他にも《轟雷帝ザボルグ》で一気にキーカードを集めたりする動きも存在します。
中生代化石騎士 スカルナイト/中生代化石マシン スカルワゴン

岩石族 / 融合 / 効果
ATK 2400 / DEF 1100
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。②:このカードの攻撃でモンスターを破壊した時に発動できる。このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。③:墓地のこのカードを除外し、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

岩石族 / 融合 / 効果
ATK 1700 / DEF 1500
このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。相手に800ダメージを与える。③:墓地のこのカードを除外し、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
最安値:300円(駿河屋)
自らを墓地除外することで、スカルナイトはモンスター、スカルワゴンは魔法・罠を破壊できるカードです。
起動効果のため《旧神ヌトス》と異なり相手ターンで破壊はできませんが、任意でタイミングを選べる点がメリットになります。
《ドラグマ・パニッシュメント》で1枚しか破壊する意義がない場合など、破壊効果を次の自分のターンに持ち越して使用することが出来ます。
焦って破壊する必要もない場合は《三戦の才》ケアで自分のターンに使用するのもありかもしれません。
PSYフレームロード・Ω

サイキック族 / シンクロ / 効果
ATK 2800 / DEF 2200
①:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外する。②:相手スタンバイフェイズに、除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻す。③:このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードと墓地のこのカードをデッキに戻す。
オメガ自身と自分または相手の墓地のカードを対象に、それぞれデッキに戻す効果を持ちます。
自分のカードの再利用も出来ますが、相手の墓地のカードを対象にしてコンボの妨害に使用することも出来ます。
憎き《D-HERO デストロイフェニックスガイ》も、このカードで蘇生ループを妨害することが出来るため、有用なメタカード効果と言えるでしょう。
捕食植物キメラフレシア

植物族 / 融合 / 効果
ATK 2500 / DEF 2000
①:1ターンに1度、このカードのレベル以下のレベルを持つフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。②:このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力は1000ダウンし、このカードの攻撃力は1000アップする。③:このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。
墓地へ送られた次のスタンバイフェイズ時に、「融合」「フュージョン」魔法カードをサーチできます。
タイミングは遅いですが、融合関連の魔法カードを広範囲にサーチできるので、中速系の融合デッキは候補に入るでしょう。
ウィンドペガサス@イグニスター

サイバース族 / シンクロ / 効果
ATK 2300 / DEF 1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドの「@イグニスター」モンスターの数まで、相手フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。②:このカードがフィールド・墓地に存在する状態で、このカード以外の自分フィールドのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、このカードを除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。
墓地にある状態で自分フィールドのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自身を除外して相手のカードをバウンスできる効果を持ちます。
《旧神ヌトス》等では対応できない破壊耐性持ちのカードを対応したい時の選択肢として入れておくと安心です。
深海姫プリマドーナ

海竜族 / シンクロ / 効果 / チューナー
ATK 1500 / DEF 2700
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:除外されている相手のカード1枚を対象として発動できる。デッキからレベル4以下の水属性モンスター1体を手札に加えるか特殊召喚し、対象のカードを相手の手札に加える。②:このカードをS素材としたSモンスターは、相手モンスターの効果の対象にならない。③:このカードが墓地へ送られた場合、除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。
自分・相手問わず、除外されたカードをデッキに戻す効果を持ちます。
サーチ・リクルートの再利用が可能な他、除外アドバンテージを持つカードやデッキに対してはメタカードとしても働きます。
鉄獣戦線 徒花のフェリジット

獣族 / リンク / 効果
ATK 1600 / DEF -
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル4以下の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んでデッキの一番下に戻す。
最安値:120円(カードラッシュ)
自分の手札1枚を山札と交換できる効果を持ちます。
アドバンテージを稼ぐ効果ではないですが、引いた後戻す効果であるため、同じカードを引き直すリスクが低いのが良い点です。
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ

鳥獣族 / リンク / 効果
ATK 3000 / DEF -
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合、または自分フィールドにこのカード以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。フィールドのカード1枚を選んで除外する。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。除外されている自分の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターの数以下のレベルを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体をデッキから手札に加える。
最安値:580円(カードラッシュ)
条件付きで獣族・獣戦士族・鳥獣族のサーチができる効果を持ちます。
【ふわんだりぃず】などはエクストラに依存しない都合上、《ドラグマ・パニッシュメント》を積みやすく、この効果を発揮できる機会もありそうです。
餅カエル

水族 / エクシーズ / 効果
ATK 2200 / DEF 0
①:お互いのスタンバイフェイズにこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「ガエル」モンスター1体を特殊召喚する。②:1ターンに1度、相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、自分の手札・フィールドの水族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、破壊したカードを自分フィールドにセットできる。③:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
水属性モンスター限定ですが、墓地のモンスターのサルベージが可能な効果を持ちます。
水属性に関連したテーマデッキやコンボなどで活用できそうです。
ガーデン・ローズ・メイデン

植物族 / シンクロ / 効果
ATK 1600 / DEF 2400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「ブラック・ガーデン」1枚を選んで手札に加える。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の、「ローズ・ドラゴン」モンスターまたはドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
自身がシンクロモンスターかつ、「ローズ・ドラゴン」モンスターまたは、ドラゴン族シンクロモンスターを蘇生する効果を持ちます。
《幻獣機アウローラドン》を絡めて《瑚之龍》などを蘇生しめちゃくちゃ展開するデッキなどで採用されています。
通常の展開デッキで採用が多いですが、蘇生効果は正規手段でなくても使用できるので覚えておくと良いでしょう。
ヴァレルロード・F・ドラゴン

ドラゴン族 / 融合 / 効果
ATK 3000 / DEF 2500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の闇属性リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
闇属性リンクモンスターを蘇生できる効果を持ちます。
リンクモンスターは「ヴァレル」や「コード・トーカー」の一部などに闇属性が多いです。
今回ご紹介したカードは、テーマ問わず汎用破壊や展開などで役立つカードなので、アプローチの1つとして覚えておくと新たな発見があるかもしれません。
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