
どうもこんにちは、みなさんフェニックスしてますか?
好きなカードはドラグーン、どうも@あーくです。
最近の大会シーンでは横を見ても向こうの卓も自分の卓を見てもデストロイ、デストロイ、デストロイ・・・





このカードを語らないで環境を語れるか、このカードを無視して大会を生き残れるか、そんなカードの1角です。
今回はこのカードを運用するうえでの強みについて改めて確認した後、デストロイフェニックスガイを出すための素材の組み合わせの強み弱みを紹介します。
第二のドラグーン・オブ・レッドアイズ
デストロイフェニックスガイの強みを語る前に、そもそもこのカードの強さを表すのに引き合いに出されるのが《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》です。

魔法使い族 / 融合 / 効果
ATK 3000 / DEF 2500
①:このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。②:自分メインフェイズに発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。③:1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。
最安値:2580円(カードラッシュ)
ドラグーンと言えば《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》から出てくる対象に取られず効果で破壊されない耐性付き、盤面を荒らしながら効果無効を飛ばしてくる生きた悪夢として記憶が新しいです。
このカードと比較しながらデストロイの強みを再確認していきます。
![]() デストロイ |
![]() ドラグーン |
|
---|---|---|
耐性 | 耐性無、破壊されたら蘇生 | 対象に取られず効果破壊されない |
盤面干渉力 | 自分と相手のカードを1枚ずつ選んで破壊 | 相手フィールドのモンスターを対象取らずに破壊、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージ |
戦闘能力 | 自分の墓地のD-HEROの数×200相手のモンスターすべての攻撃力をダウン | ③の効果で向こうにして破壊した回数×1000自身の攻撃力をアップ |
融合カード | 《フュージョン・デステニー》 | 《真紅眼融合》 |
融合素材 | ☆6以上のHERO+D-HERO | ブラック・マジシャン+真紅眼の黒竜 |
単純なモンスターとしての場持ちの良さだけで言えばドラグーンに軍配が上がりますが、それだけではここまで流行る事はなかったでしょう。
デストロイにあってドラグーンにはない強みとしては下記が挙げられます。
- ①戦闘で超えられても戻ってくる
- ②バックに触れられる
- ③素材と融合カードどちらも優秀
特に2枚を比べて優秀な点としては②③が顕著です。
②についてはデストロイフェニックスガイが環境に蔓延したことで罠型コードトーカーやドラゴンメイドなど中速且つ後ろの妨害への依存度が少し高めのデッキは軒並み姿を消しました。
それほどに後ろを触れられるという点がアドバンテージであるということは明らかと思います。
③については融合素材が効果モンスターということもあり、ドラグーンでは融合したらおしまいだったのが、融合した後も戦局に何かしらの影響を及ぼし得るという点が対面すればかなりストレスとなります。
また融合カードを素引きした際の使いやすさもデストロイ側に軍配が上がります。
《真紅眼融合》の場合ではこのカードを使うターンは他の展開が全くできませんが、《フュージョン・デステニー》の場合はひとしきり展開し終えた後についでのように発動してデストロイを添えることができます。
この点だけは明確にドラグーンよりもデストロイが使いやすい点であると言えます。
このようにどちらが優れているということは断じえないですが、デストロイフェニックスガイというカードのカードパワー、そして汎用性の高さが理解できると思います。
デストロイの愉快な仲間たち(出張パーツ集)
先の項目で挙げたデストロイの強みの一つ融合素材の優秀さがありました。
ここでは現環境でデストロイフェニックスガイを出す際の素材の組み合わせとその強みと相性の良いデッキを見ていきます。
ディバインダッシュセット

戦士族 / 効果
ATK 1600 / DEF 1400
最安値:611円(駿河屋)

戦士族 / 効果
ATK 2100 / DEF 1000
現環境で最も出張されている組み合わせです。
ダッシュガイによってドローフェイズにドローしたモンスターを特殊召喚しながら、手札が0枚の状態ならディバインガイの効果で2枚ドローといったように展開とリソース回収の両方をやってのけるセットです。
一見どのデッキにも入る万能セットのように見えますが、思考停止でこのセットを入れればいいかと言えば僕はそうは思えません。
例えば勇者グッドスタッフや召喚フェニックスといったキーカード1枚あればなんでもできるけど手数が足りないようなデッキでは、手札を2枚増やすよりも後述のディアボディナイアルセットによる召喚権を伴わない展開力の方がありがたく思えるシーンも多いのではないでしょうか。
逆に鉄獣や相剣のような手数の多いデッキでは、ディバインダッシュの方が二ノ太刀を引き込んだり相手の妨害を超えるためのカードを持ってこれるので優位になります。
ディアボディナイアルセット

戦士族 / 効果
ATK 800 / DEF 800

戦士族 / 効果
ATK 1100 / DEF 600
デストロイフェニックスガイがここまで広まってしまった現在ではこの組み合わせを個人的には推したいです。
ディアボリックガイの効果でデッキからディアボを特殊召喚し、その後にディナイアルガイも蘇生、その後ディナイアルの効果で最初に除外したディアボをデッキに回収。こうすることで盤面にモンスター2体ともう1ディアボを確保できるのでリンク3のモンスターまで繋げる事ができます。
リンク3に繋げると何ができるかというと、《I:Pマスカレーナ》を経由しながら《トロイメア・ユニコーン》が出せます。
トロイメアユニコーンまでつながってしまえば、マスカレーナの効果によりユニコーンがデストロイの効果を受けなくなります。自分の場に他のカードが無ければデストロイをバウンスするor自分の場を巻き込んでデストロイを墓地に逃がす、この2択を相手に強いることができます。
一方I:Pマスカレーナの段階で相手がデストロイを使用、あるいはユニコーンに繋がった際に相手自身の場のカードを巻き込んで墓地へデストロイを逃がした際は召喚権を1個使用+墓地のディアボを使って《暗影の闇霊使いダルク》をリンク召喚し、墓地へ行ったデストロイのコントロールを奪えばデストロイの蘇生ループを途絶えさせる事ができます。

魔法使い族 / リンク / 効果
ATK 1850 / DEF -
このカード名はルール上「憑依装着」カードとしても扱う。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手の墓地の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。②:リンク召喚したこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。デッキから守備力1500以下の闇属性モンスター1体を手札に加える。
いろいろできるディアボディナイアルの組み合わせですが、ディバインダッシュよりも1枚パーツが多く入っていることで、素材を素引きしてしまう確率が上がっています。(具体的には、40枚デッキの場合の初手で素材を引く確率がディアボディナイアルだと約33%、ディバインダッシュの場合約23%)
この点はディバインダッシュに対して明確なデメリットとなります。
Bloo-Dディナイアルセット

戦士族 / 効果 / 特殊召喚
ATK 1900 / DEF 600
最安値:30円(アメニティードリーム)

戦士族 / 効果
ATK 1100 / DEF 600
載せておいていうのもあれですが、ほぼ見ません。
展開系のデッキ+トップドローが気軽に行えるデッキであれば、ディナイアルと他2体のモンスターを供給しながら1ドローを挟むことでBloo-Dを着地、その効果による盤面ロックを実現できるかもしれません。
とはいえ現環境では《無限泡影》や《禁じられた一滴》等のモンスター効果無効系が蔓延しているので絶対安心とは言い切れませんが、覚えておくと制圧の選択肢が増やせるので良いかもしれません。
いかがでしたか。
デストロイフェニックスガイを使われる側の対策カードとして、こちらの記事も是非ご覧ください。

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